AuDeBuシリーズで使用可能なブラシは、フラダンス・フラップ/ つや/ 鉄人/ フラダンス の4種類です。
AuDeBuでは下記の4種類の研磨ブラシを選択して使用する事が可能です。 それぞれに特徴がありワークの材質や形状に合わせて研磨ブラシを使う事でより美しく高品質な仕上りになります。
AuDeBuシリーズで使用可能なブラシは、フラダンス・フラップ、つや、鉄人、フラダンス、の4種類です。
フラダンス・フラップ
ハワイのフラダンスをイメージして作ったもので 亜鉛めっき処理鋼板用です。 亜鉛めっき鋼板は中は鉄ですが、上に亜鉛があり、さらに、その上に化成被膜があります。このブラシを使うとこの化成被膜は取れないで、バリだけが取れます。その証拠に塩水噴霧試験を行っても赤サビが出ません。
表面処理鋼板(SECC・SGCC・ZAMなど)の 表面にほとんど影響を与えずにしっかりとしたR面取りが可能。


つや
スレンレス加工品のバリ取りを行った場合、表面がピカピカになります。表面にツヤが出るので「つや」と名付けました。
表面処理材(SECC・SGCC・ZAMなど)でも表面傷がつきにくく、大変美しい仕上り。きめ細かい艶のある仕上がり。製品外周のR面取りに最適な研磨ブラシ。


鉄人
バリをガリガリと取るイメージです。その強さを表現して、鉄人という名前を付けました。
切削力に優れたオールラウンドタイプ。 R面を強く取りたい製品(医療機器・定期洗浄が必要な食品などの製造ライン向け機器に最適。小径穴/異形穴・ノッチにも先端が入り込む研磨ブラシ形状。ブラシ毛先が短くなっても安定した性能が維持できます。


フラダンス
これらの兄貴分です。アルミや非鉄金属の 柔らかい製品に対応したものです。
表面処理鋼板(SECC・SGCC・ZAMなど)の研磨ブラシ跡が目立たない美しい仕上り。小径穴/異形穴・ノッチにも先端が入り込む研磨ブラシ形状。精密板金に最適。


これらの製品は非常に軽量で指二本で楽々と持てます。軽いという事は機械に負担がかからない、ギアに負担がかからないという事です。
Authentecは最善のバリ取り機にとって、ブラシが軽量であるという事が、非常に大事な事であると考えています。
4種類の研磨ブラシの比較
研磨ブラシの種類 | SPCC | SECC | SUS | 表面の艶 | SUS (白ビニール) |
小径穴 異形穴 ノッチ |
アルミ | ![]() |
☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ |
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☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ |
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☆☆☆☆☆ | × | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ |
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☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ |
ブラシ形状の違いによるバリ取り効果の違い
ブラシの先端形状による違い
先端形状が丸いブラシは小さな穴であっても、その中に侵入する事ができます。先端形状が四角いブラシは、その幅よりも小さな穴に侵入する事はありません。
しかし、ワークの形状によって向き不向きが存在しますので、ブラシの選択に関しましては、お問い合わせ頂きたく存じ上げます。
ブラシの“ねじれ"による違い
バリ取り用のブラシには、ねじれているブラシ(左側)と、ねじれの無いブラシ(右側)があります。 ねじれのあるブラシは、ねじれの無いブラシよりも、形状変化の多いワークに向いています。例えば、穴の多いワークの場合、穴の内側を“さらう"ようにバリ取りを行う事ができます。