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「バリ取り機を導入する6つのメリット」

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バリ取り機を導入する6つのメリット

バリ取り機を導入すると、手作業に比べて生産効率があがるだけでなく、品質の安定にもつながります。また塗装の剥がれを防いだり、めっき処理が簡単になったりと、生産現場に大きく貢献するはずです。手作業でのバリ取りがきつい場合は、ぜひバリ取り機のメリットを確認してください。

手作業で行うバリ取りの課題

バリ取り機がない場合には、手作業でバリ取り機を行うことになりますが、これにはたくさんの課題があります。バリ取りは非常にきつい作業です。次のような3つの課題から、バリ取り機を導入する意味は大きいと言えます。

人手不足

まずはバリ取りがきついとされる原因でもある、人手不足の問題です。バリ取りは製品づくりにとって非常に重要な作業ですが、作業者に対しての負担が大きい作業でもあります。そのため現在ではバリ取りの募集に応募してくる人材は少なくなっているのが現状です。さらに近年バリ取り担当者の高齢化が進んでおり、手作業でのバリ取りを続けることが難しく、また技術の継承も大きな課題となっています。そのため深刻な人手不足に悩まされている企業が多いとの課題があります。

熟練の技術が必要

バリ取り機がない場合には、手作業でバリ取り機を行うことになりますが、これにはたくさんの課題があります。バリ取りは非常にきつい作業です。次のような3つの課題から、バリ取り機を導入する意味は大きいと言えます。 手作業でのバリ取りには、熟練の技術が必要であることも課題のひとつです。バリ取り作業では、エアー回転工具等で繊細な作業を行わなければなりません。新しく採用した人材が一朝一夕で習得できる技術ではないため、熟練の技術者を確保しなければ、製品の品質維持が難しくなります。現在はバリ取り担当者が不足していると言われる一方で、新たに人材を雇ったとしても、技術を習得するのに長い年月がかかってしまうのが現状です。

品質にばらつきが出る

技術力のある担当者がバリ取りを行ったとしても、品質が必ず均一にはなるとは限りません。人が行う作業ですから、多少の誤差は仕方がないことだと言えます。しかしバリ取りの誤差により、製品の品質にばらつきが出やすくなることも確かです。手作業によるバリ取りには、担当者の技術力・力量により品質にばらつきが出やすいことも課題となります。

バリ取り機を導入する6つのメリット

バリ取り機を持っている板金屋さんと持っていない板金屋さんでは、どのような違いがあるのでしょうか?
下記は、知り合いの板金屋さんが、バリ取り機を買ったのだけど、うちも買ったほうが良いかどうか悩んでいる板金屋さん必見の情報です。

関連記事>>バリ取り機とは?バリ取り機の種類と選び方

3K(きつい・汚い・危険)からの解放

もはや、日常的にサンダー(ハンド・グラインダー)を使ったバリ取りを社員にやらせるのは、労働安全衛生面で許されない時代となって来ています。
周囲の皆さんにその事を指摘された場合、経営者は改善を避ける事は難しくなりました。  近年、板金屋さんの人口が減少している最も大きな理由は、サンダー(ハンド・グラインダー)を使ったバリ取り作業が、キツイ、キタナイ、キケンの3Kだからです。  政府が推進している「働き方改革」に対応するために改善すべき内容と言うよりは、それ以前の労働環境の問題と言えます。  工場も飛び散る粉塵によって汚くなりますので、板金工場のイメージ低下に直結しています。  社員の皆さんを3Kのバリ取りから解放し、美しい板金工場を目指すためには、バリ取り機の導入は、ほぼ全ての板金屋さんにとって必修事項です。

生産効率は手作業の10倍!?

バリ取り作業が、増えてきたらバリ取り機を導入しない手はありません。  サンダー(ハンド・グラインダー)を使ったバリ取りを人力で行っている場合とバリ取り機の生産効率を比較すると、10倍以上の差となります。  1時間で、50枚のバリ取りを行っていたのなら、それが500枚に増えるという事です。  機械は疲れを知りませんし、機械の内部の逆圧により、粉塵をまき散らす事もありません。  板金の作業工程の中で、一番遅く、納期対応のネック工程であった、バリ取り作業が、逆に一番早い作業工程に変わります。  マネージャーにとって、バリ取り機を導入した時の最大のメリットは、ズバリこれです。

バリ取り品質が安定

サンダー(ハンド・グラインダー)を使ったバリ取りでは、作業中に実際に削っている部分は、作業者には見えません。  そのため作業者は、感に頼ってバリ取りを行ないます。  そのため作業者によって出来栄えは大きく違ってしまいます。  同じ製品でもエッジの形状は揃いません。  バリ取り機を使えば、誰がやっても、同じ出来栄えになります。

塗装剥がれを防ぐ!?

バリ取り機では、単にバリを取るだけではなく、エッジに丸みを付ける「R面取り」を行います。  バリがある場合や、レーザで切った「ピン角」には、塗料が乗らず、極端に膜厚が薄くなります。  塗料が乾いてくると、そこに力が集中して、割れが発生し、製品はそこから錆びます。 「R面取り」を行なった製品は、エッジにも塗料が乗りますので、割れが発生しなくなって、製品が錆びにくくなります。

めっき処理が可能

サンダー(ハンド・グラインダー)を使ってバリ取りをした板金製品には、「めっき」処理が使えないという事をご存知でしょうか?  「めっき」処理は、金属製品の表面に傷がある場合、塗装のように、その傷を隠す効果は無く、傷の部分に「めっき」が集中する事により、かえって傷の存在が強調されてしまいます。  バリ取り機で形成されたエッジには、サンダーで削った時のような傷は付かず、R面取りをした板金製品でも「めっき」処理が使えるようになります。  本当は、塗装よりも機能性が高く、塗装よりも安い「めっき」を使いたいのだけれど、この問題があるので塗装を使っているという製品が世の中には沢山あります。

傷のないR面で衛生的

サンダー(ハンド・グラインダー)を使ってバリ取りをした、ステンレス製の板金製品は、厨房や病院、クリーンルームでは使えないという事をご存知でしょうか?  エッジR面は、どうにか加工できても、そこには沢山の傷が付いてしまいます。  その中に、病原菌、埃、PM2.5、ウイルス等が入ってしまったら、それを掃除などで取る方法はありません。  時間が経過すると、振動などで、これらが出てくる事になります。  厨房や病院でのウイルス感染問題は、社会問題にもなっていますので、感染経路になる恐れのある製品は、厳しく排除されます。 バリ取り機でR面取りを行うと、傷の無いR面となって、そのような心配は無くなります。


手作業のバリ取りはきつい!バリ取り機の導入で課題解決を

今回は、バリ取り機のメリットについて解説してきました。自社にとってバリ取り機が必要か判断する材料となりましたでしょうか?
手作業のバリ取りにはご紹介したような課題がありますが、バリ取り機の導入により課題を解決できます。
バリ取り機の導入ならオーセンテック