【導入機器】
AUDEBU IQNOIA
【事業内容】
レーザー加工技術を用いた高品質で精密な板金加工
【選んだ理由】
故障した際のサービス・対応力が
他社と比較し非常に素晴らしかった
倉敷レーザー株式会社 中部事業所様の概要
倉敷レーザー株式会社様は、岡山県倉敷市で1983年に創業した、レーザー加工技術を用いて高品質で精密な板金加工を行っている会社です。レーザー加工機に関しては創業時から最新鋭のレーザー機器を逐一導入しており、国内有数の保有台数を誇ります。
同社ではさまざまな形の切断加工に対応できることから、現在は半導体製造設備や自動車、食品機械などに製品が採用され、多種多様な業種との取引実績があります。
なお、同社は全国に4つの拠点を構えており、今回オーセンテックの製品を導入いただいたのは、愛知県春日井市にある中部事業所です。こちらの工場でこれまで使用されていたバリ取り機に代わり、新たにAUDEBUシリーズが活躍の場を与えられました。
今回は、同社の代表取締役社長であられる難波 慶太様と、中部事業所の製造部責任者を務めていらっしゃる矢敷 拓郎様にお話を伺います。
倉敷レーザー株式会社 中部事業所様
https://www.k-lasergroup.com/
インタビュアー本日は、倉敷レーザー株式会社 代表取締役社長 難波様と、中部事業所の製造部責任者 矢敷様にお話を伺います。まずは難波様から御社の会社紹介をお願いします。
難波様:弊社では、薄板から厚板まで、幅広い加工技術を用いて最高品質の製品を提供しています。
最新のレーザー加工機を駆使して、毎月約3万個に及ぶ製品を製造しています。ワークの数量は最低1個から、多くて数万個まで幅広く対応できます。多種多様な製品の製作を、数量にかかわらず柔軟に請け負うことで、まさに“多品種変量生産”のモノづくりを体現しているわけです。
インタビュアー弊社のAUDEBU IQNOIAを採用した決め手を教えてください。
矢敷様:オーセンテックさんのAUDEBU IQNOIAの導入を決めた一番の決め手は、“デュアルコンベア”が搭載されていたことです。
バリ取り作業の際に、左右のコンベアが正転・逆転する機能に目をつけました。
これで別種のワークへの同時加工や、裏表加工ができれば、生産性の大幅な向上が見込めると踏んだわけです。
実際にAUDEBU IQNOIAを導入してから、これまで2人がかりで行っていた作業が1人でもこなせるようになったので、期待通りの成果を得ることができました。
ほかにも、新構造の吸着システムも魅力的でしたね。
従来機よりも吸着力が上がったことで、これまで難しかったワークの加工も簡単に行えるようになったうえ、消費電力の30%を削減できるというのですから驚きです。
AUDEBU IQNOIAは、自社製品の品質向上と省エネを両立できる、ありそうでなかったバリ取り機だなと思います。
インタビュアーAUDEBU IQNOIAを実際に使ってみていかがでしたか?
矢敷様:「とにかく使いやすい!」というのが率直な感想ですね。
まず、操作画面が非常にわかりやすく設計されています。
バリ取り作業にあたってモードを選択する際、“しっかり”“ふつう”“ていねい”と平仮名で表示されるので、誰でもすぐに理解できるのはうれしいところです。
入社したばかりの初心者や、外国の方でも問題なく使えると思います。
そのほか、自動で原点調整してくれる“ブラシ自動原点”という新しい機能も搭載されていて、このおかげで大変だったブラシの原点出しが容易になりました。
さらにブラシの摩耗状態も知らせてくれるので、ブラシの交換時期を逐一把握しておく必要がなくなり非常に助かっています。
あとは、メンテナンスに関しても「よく考えられているな」と感じています。
バリ取り機も機械ですから、きちんと手入れができていないと不具合が生じることもありますよね。
でも「できるなら、なるべく簡単に済ませたい」というのが現場の意見でもあるんです。
その点AUDEBU IQNOIAなら、吸着ブロアやフィルターのメンテナンスが容易になるよう設計されているので、行き届いたメンテナンスを手間なく実現できています。
現場目線で欲しかった機能がたくさん搭載されていて、至れり尽くせりといった感じですね。
インタビュアーAUDEBU IQNOIAの第一印象を教えてください。
矢敷様:機能面だけではなく、デザイン性にもこだわりを感じました。
これまで使ってきたバリ取り機は、白や青の一色でどこか味気ない印象でしたが、AUDEBU IQNOIAは白・黒・緑を使っていてデザインがおしゃれです。
4×8サイズの加工もできるほどの大きさがありながら、スタイリッシュな外見なので、工場内でもひと際存在感を放っていますよ。
「ここまで洗練された機械を導入したのだから、きちんと使いこなしてより良い製品を作らなければ!」と、身が引き締まる思いです(笑)
インタビュアーところで、AUDEBU IQNOIAの設置に際してちょっとした問題が起きたそうですね。
矢敷様:実は図面通りに設置したところ、従業員の動線が狭いことに気がついたんです。
工場内の動線の確保は、作業効率の向上や現場の安全性の観点からも非常に重要ですから、「なんとかならないか」と頭を悩ませてしまいました。
そうしていたら、オーセンテックの設置担当者の方が即座に状況を判断して、ベストな対処法を提案してくださったんです。設置担当者の方は「周囲の安全面を考慮したうえで、200mmなら移動できる」とおっしゃって、すぐにクレーンでの移動作業に移ってくれました。
バリ取り機は非常に大きくて重い機械ですので、こんなにスピーディーな対応が可能とは思っておらず、とてもうれしかったですね。
現在は、必要な動線を確保できたことで快適に作業を進められています。
インタビュアーオーセンテックの担当者の対応はいかがでしたか?
矢敷様:製品を導入するにあたって、設置担当者の方の親切な対応や、こちらの要望を汲み取ってくださったうえでの迅速な対応にはとても助けられました。
アフターサービスも含めて申し分なく、この点も「オーセンテックさんを選んで本当に良かった!」と思える理由の一つです。
これからも長くお付き合いしていきたいと考えています。
インタビュアー最後に、難波様にもAUDEBU IQNOIAの導入についてお伺いします。
難波様:今回のAUDEBU IQNOIAの導入に際する設備投資は、“匠の技から機械の力へ”というテーマのもと実施しました。
さまざまなメーカーのバリ取り機を検討したうえで、オーセンテックさんのAUDEBU IQNOIAが一番優れていたので、導入を決断したわけです。「オーセンテックさんの機械を導入したい!」という現場からの声が大きかったことも理由として挙げられます。
期待していた通り、むしろそれ以上の性能を兼ね備えたオーセンテックさんのバリ取り機は、弊社製品の品質向上にも多分に貢献してくれています。操作性に優れており、誰でも簡単に使えるAUDEBU IQNOIAは、今や弊社になくてはならない存在といっても過言ではありません。
また、バリ取り機をはじめとした工場で扱う機械は、故障することも少なからずあります。
万が一故障してしまった場合のサービスや対応力に関しては、他社と比べてオーセンテックさんがずば抜けていると感じています。
「導入して終わり」ではなく、アフターサービスまで考慮して機械や販売業者を選ぶことは、現場の安心・安全を守るためにも重要だと思いますね。
今後も、新たな機械を導入するときには、オーセンテックさんにお力添えいただきたいです。
今回の導入事例インタビューの動画はこちらからご覧いただけます
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