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バリ取り機のブラシの本数と動かし方

       

バリ取り機のブラシの本数と動かし方

バリ取り機のブラシの本数は偶数になります。というのは、全て同じ方向に回転させると、ブラシがワークに対して全て同じ方向で当たってしまうからです。正転ブラシと逆転ブラシが同じ数必要となるので、偶数となるのです。

正転ブラシと逆転ブラシが必要な理由は、様々な位置にバリが存在するのでどんな位置にバリがあっても均一にエッジにブラシが当たるようにするためです。

ところで、偶数というと、2か4か6か8という事になりますが、沢山ブラシを付ければ付ける程、構造が複雑になります。現実的には、4か6という選択になるのですが、どちらが優れたバリ取り機になると思いますか?

その答えは6本です。沢山のブラシでバリ取りを行った方が、短い時間で沢山のバリが取れるので、出来る事なら8本にしたいところですが、機械のコストと設計上の機構バランスを考えると、6本が正解という事になります。

単純に6本ブラシ構造は、4本ブラシよりも1.5倍生産効率が向上します

ワークのどの部分にバリがあっても、均一にブラシを当てるためには、揺動(オッシレーション)を行わねばならないのではないか?という考えがあります。4本ブラシの揺動(オッシレーション)付きと揺動無しの6本ブラシのバリ取り機では、どちらが良いのでしょうか?

まず、揺動(オッシレーション)があろうが無かろうが、4本ブラシと6本ブラシの生産性の差は必ず出ます。そんな中で、揺動(オッシレーション)があった方が均一にバリは取れるのでしょうか?現実的には、逆回転するブラシがあれば、ブラシは十分に均一にエッジに当たります。AuDeBuは、その基本設計の時点(15年前)で、揺動(オッシレーション)を行うメリットとデメリットの実験および考察を十分に行いました。

オーセンテックの分析によれば、揺動(オッシレーション)を行うメリットは、行わない場合よりも、均一にバリが取れるという事のはずだったのですが、実験データは、どちらの取れ方も、ほぼ同じだったそうです。

ところが、そんな中で別のデメリットが発生してしまったのです。それは、機械が持たないという事です。持たないと言っても、数年で影響が出るといったものではなく、20年も使い続けるとどうなるのかというレベルです。ですが、こういった加工機械は、何十年経っても、メンテナンスすれば、使い続ける事が出来るという点が重要。揺動(オッシレーション)を行えば、バリ取り機は、その寿命が短くなってしまうというデメリットが発覚しました。

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具体的な一例を申し上げますと、揺動(オッシレーション)を行うと、必ずギアが必要となります。長年、使い続けたバリ取り機のギアの画像をご覧ください。この画像は、適当にグラフィック・ソフトで描いたものではなく実際の画像からデジタイズしたものである事を、付け加えておきます。AuDeBuには、このようなギアが用いられておらず、何十年でも使い続けられる特別な構造となっています。

揺動(オッシレーション)を行えば、お客様の財産となったバリ取り機が20年ほどで失われる可能性が高い。それならば、揺動はやめて、お客様の財産を守ろうと考えました。

こういった経緯から、オーセンテックのAuDeBuは、6本ブラシ揺動(オッシレーション)無しの構造を選択する事になりました。

バリ取り機の導入ならオーセンテックまでぜひ一度ご相談ください。

オーセンテックのバリ取り機

現在の工場現場は、生産性向上や品質維持、人材不足など、さまざまな問題を抱えています。多くの工場に共通する原因は、現在でも人の手による作業が多いことです。
私たちは手作業をなくし、人的負担を軽減、各作業を効率化することを目的として、「バリ取り機」をはじめとした省力化機械をご提案しています。

オーセンテックのバリ取り機が選ばれる理由

バリ取り機を導入することで、工数が削減され、人手不足や生産性の伸び悩みをいった問題の解決につなげることができます。
私たち、オーセンテックが提供できる強みは大きく2つあります。

圧倒的な仕上がり品質とスピード

弊社が独自に開発したブラシ回転機構と研磨ブラシにより、優れた研磨力とエッジとワーク表面の仕上がり品質の高さを兼ね備えたバリ取り機が誕生しました。
それにより、バリ取りのスピードは、人の手で行うよりも5~10倍速くなり、さらにムラのない安定した品質が実現可能になりました。

初心者にも安心の使いやすさ

バリ取りのスピードや仕上がりだけではなく、操作パネルの使いやすさやメンテナンスのしやすさにもこだわっています。 操作パネルは直感的に操作できるタッチ式を採用、操作や設定変更などの作業が容易に行えるようになっています。
また、メンテナンスのしやすさにもこだわっており、お客様自身で部品交換などの簡易なメンテナンスを行えるよう機械設計をしています。文書や動画のメンテナンスマニュアルは初心者の方でもわかりやすい内容となっています。
実際に使用する方の視点にたった使いやすさを実現しています。

バリ取り機の導入事例

オーセンテックのバリ取り機を導入して、作業効率の向上、人手不足の解消などに繋がった事例をご紹介します。

導入事例一覧へ

バリ取り機の導入をご検討の方は、ぜひご相談ください

オーセンテックでは、ヒアリングやサンプル加工などを通じ、お客様の課題と解決方法を明確化し、お客様のお悩みやご予算に応じて、最適なバリ取り機をご提案させていただきます。
バリ取り機の導入をご検討の方、ご不明な点などをお持ちの方は、オーセンテックまで一度ご相談ください。

この記事の著者

オーセンテック株式会社 編集部

オーセンテック株式会社では、「お客様の声を「アイデア」に お客様の笑顔を「力」に「ものづくり」に貢献する会社でありたい」という企業理念のもと、製造現場の生産性向上・人手不足・品質の安定化・環境改善を実現させるため、手作業をなくすための機械(バリ取り機や板金洗浄機など)を開発・販売・メンテナンスしております。
オーセンテック編集部では、これまでの数多くのバリ取り機、洗浄機の導入事例・サポート経験を活かして、バリ取りや洗浄といった板金加工現場でなくてはならない工程・作業に関するお役立ち情報を発信しています。

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