- バリ取り機
- AUDEBU BlackLine650(オーデブ ブラックライン650)
酸化被膜除去や溶着ドロス除去に特化した、バリ取り機ブラックラインシリーズの小~中型モデルです。板厚は最大160mmまで加工可能です。AUDEBU BlackLine1100と同様、弊社バリ取り機史上トップクラスの作業スピードを誇りつつ、サイズは大幅にコンパクト化されています。
除去ユニットは3種類搭載されており、研磨方式の組み合わせにより難易度の高い除去作業が可能です。
手作業と比べて1/10程度の時間で作業を完了できます。
また、サンダーの利用や酸洗いなど、危険な作業に作業員を従事させる必要もなくなります。さらに、リターンコンベア・システムにより、作業員が移動することなく、1人で作業を完結させられるようになりました。操作パネルも、使いやすい位置に設置され、ワンタッチ操作で各種設定にアクセスできます。
バリ取り室内はLED証明によりライトアップされ、ブラシ交換・メンテナンス作業を容易にしています。
なぜ今、酸化被膜除去が必要とされるのでしょうか?
板金加工において、日常的にレーザー切断が使用されるようになってきました。タレットパンチプレスと比較すると、どのような形状にカットする場合でも、金型が必要なく、加工精度や切断速度も向上した事で、広く普及したと考えられます。レーザー加工時のアシストガスに酸素やエアを使用される場合が多く、このアシストガスの使用により溶断面に黒皮とも呼ばれる『酸化被膜』が発生します。この酸化被膜は、これまで除去加工の対象になることは少なかったのですが、近年の製品の品質管理基準においては 下記1と2のような理由から、除去しなければならないケースが増加してきています。特に、建機・造船・車体などの中厚板板(板厚で約9mm 以上)を扱う分野にてに、酸化被膜除去加工に対する需要が高まっています。また、酸化皮膜は、短時間で生成する性質を持っているため、酸化被膜除去後に溶接や塗装をする際には、作業時間の短縮が大きな課題となっています。
1、塗装剥離の原因となる(酸化被膜と共に塗装が剥離すると、製品不具合となります。)
2、溶接欠陥の原因となる(酸化被膜が接合部で溶融すれば欠陥等が発生し、溶接不良となります。)
これまでの酸化被膜の除去方法
下記、いずれの方法も時間が非常にかかり、コストアップの大きな要因となっています。
サンダーを用いて端面を削る
酸洗いで酸化被膜を除去する
BlackLineの導入のメリット
酸化被膜除去や溶着ドロス除去に優れ、作業時間の短縮、加工品質の均質化、クリーン環境、等を実現するマシン、それがBlackLine(ブラックライン)です。
- 導入効果:酸化被膜除去、溶着ドロス・スパッタ除去
- 作業効率の向上:手作業の1/10程度に時間短縮
- 品質の向上:誰でも同一の加工品質
- 安全確保:危険な作業から解放
BlackLineの特徴
3種類の除去ユニットの組み合わせにより、さまざまな研磨方式を組み合わせ、難度の高い加工を実現するマシン、それがBlackLine(ブラックライン)です。
- レーザー加工の酸素切断で発生した端面の酸化被膜を除去
- 外周および内部の穴も共に酸化被膜を除去
- 板厚最大160mmまで加工可
- 水を使わずブラッシング加工(乾式タイプ)
- 操作パネルで使用するユニットのみ選択可能
ユニットの組み合わせにより、様々な研磨方式を選択可能
お客さまが取り扱う製品の種類や加工方法に応じて、最適な研磨方法を組み立てることが可能です。
Bユニット
ローラーブラシ研磨
用途
- ヘアライン
- 最終仕上
Dユニット
ディスクブラシ研磨
用途
- 酸化被膜除去
- R面取
- 保護シートの破片除去
※ 金ブラシも装着可
Rユニット
紙タイプのベルト研磨
用途
- ドロス
- スパッタ
- その他
BlackLine操作パネル
操作パネルで使用するユニットのみ選択可能
酸化被膜除去のサンプル
ドロス除去のサンプル
本体寸法図
テクニカルデータ
本体幅 | 1025mm |
---|---|
本体奥行き | 1250mm |
本体高さ | 1980mm |
本体重量 | 950kg |
加工物最大高さ | 160mm |
加工物最低高さ | 0.5mm |
加工物最大幅 | 650mm |
ブラシ回転スピード | 15rpm/min |
ベルトコンベアスピード | 0.5〜10m/min |
集塵吸込み口 | φ250mm |
送風機吐出口 | φ250mm |
電力 | 25kVA |
供給電圧 | AC200V 50/60Hz |
※本機は、都合により仕様を変更する場合があります。
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