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R面取りマシン導入記


神奈川県××市 板金加工業A製作所 A社長のR面取りマシン 導入記

パソコン筐体などを中心とした精密板金加工業を35年営む、 A製作所は、従業員20名、年商3億のごく一般的な板金加工屋さんです。 A製作所の社員の皆さんは、会社の厳しい状態を良く理解し、 面倒で手間のかかる仕事でも嫌がらず一致団結。 他の会社がやりたがらない、作業を引き受けて来た事が、 リーマンショックから2年を経て、どうにか生き延びる事ができた理由だそうです。

そんな中で、主要客(大手家電関係)から、更なる厳しい要求が舞い込みました。

苦難の末、A社長が選択した道とはどのようなものだったのでしょうか?

突然、R面取りが必要になった

ある日、主要顧客の××電気の設計担当者から一通のFAXが届きました。 そこには、今後、全ての板金部品にR面取りを行うよう記載されていました。 これまでは、製品の表面に出る部分には“バリ無き事”と記載されていましたが、 全ての内部部品に至るまで、R面取りを行うというのが新しい規定となりました。

よくある、バリ取りの図面指示 エスカレートしてきたバリ取り指示

客先での生産ラインで組立時に作業者が手を切らないように 部品の端面のR面取りが必要となったからです。

設計者に連絡を取って聞いたところ、PL法への適応などによって品質基準は厳しくなる一方だが、 コストUPはせずに対応をお願いしたいというコメントでした。

A社長は、直ぐ対応というのは不可能で、3ヵ月以内に対応すると回答。 まずは、R面取りを手作業で行った場合の工数の調査や、自動機に関する情報を収集する事にしました

R面取りとは?

バリ取りのレベルにも色々なレベルがあります。一般的な精密板金の場合、図面に『バリ無き事』と書かれている場合、 単純なバリ取り(バリをヤスリ等で落とす)を行うことになります。 これが若干発展すると『二次バリ無き事』 と図面に記載される事になります。二次バリとは、垂直に立った単純なバリを潰した時に、横方向に出る小さなバリの 事です。こういった小さなバリも許されなくなっているのです。

さらに、対策が進むと、『糸面取りの事』と記載されるようになり、 全ての板端に若干の面を取るようになります。こうなれば微細なバリもほとんど出ません。 しかし、さらに、さらに、対策が進むと『R面取りの事』という記載が出てきます。 全ての面が丸くなっている事。角は鈍角であっても全く付いていない事を示します。

C面取り 糸面取り R面取り

タレパンで打ち抜いた製品の表面と裏面。レーザー加工機で切断された表面と裏面。 内穴を含む全ての端面を、丸く削らなければならなくなったのです。

しかし、言うは易し。実際にそのような加工を板金製品の全部の部分に実施する事は、 手作業では、天文学的な時間と労力、そして危険が伴います。

A社長は、バリの出ている板金の端部に対する作業を、丸日中行う作業員の事を考えました。 いくらなんでも、そんな作業をやらせる事は出来ないし、 そもそも人件費を計算すれば、赤字になってしまう事は誰でも直感的に理解できます。 社長は、R面取り機、バリ取り機の情報を集める事にしました。

板金製品の場合、『ブラシ式のバリ取り機』が最も適している

バリ取り機にも様々な種類がありますが、板金製品の場合、タレパンで加工された後の半製品は、 必ずしも平面では無く、エンボスや絞り加工を行っている部分もあります。 そういった事情を考えて、リサーチしたところ『ブラシ式のバリ取り機』が最も適している事が容易に解りました。 しかし、ここで社長は、悩みました。 『ブラシ式のバリ取り機』と言っても、何種類かのバリ取り機が発売されていて、 どれがベストなのか解らなかったのです。

A社長のバリ取り機選び その1【ブラシの数】

『ブラシ式のバリ取り機』の各社の資料を取り寄せて見ると、 ブラシの数が多いものと少ないものがあります。 海外では、何と8本もの回転ブラシが付いていて、そのブラシのセット自体も回転するといったものまであります。 半数のブラシは逆回転して、あらゆる方向から製品にブラシが当たるように工夫されているという事が解りました。
でも、日本で入手できるバリ取り機には、ブラシが4本のものが多いのです。 4本ブラシのバリ取り機は、ブラシ全体が左右に動く機構を持っていて、 満遍なくブラシが当たるようにするためにはこの機構が必要だと言っています。 本当に4本ブラシで良いのでしょうか?“どうも、ブラシの数が多い方が良いような気がするんだけどなぁ?” と社長は思いました。

A社長のバリ取り機選び その2 【バリ取り機ほど、故障し易い機械は無い】

既にバリ取り機を導入している仲間の会社に意見を求めたところ バリ取り機が潜在的に抱える問題点として、バリ取り機は壊れやすいという問題がある事が耳に入りました。 複雑な機構を持てば持つほど、作業中に発生する金属粉塵がギアなどに入り込み、 摩擦によって磨耗してしまうのです。 4本ブラシのブラシ全体が、横方向に動くタイプの場合、そういった機構を長期使用した場合に、 トラブルの発生源になり易い事は明らかです。 “バリ取り機って、高いの買っても直ぐ壊れたりするかもなぁ”A社長は随分不安になりました。

A社長のバリ取り機選び その3 【製品に優しくないバリ取り機】

出来る限り多くのブラシを使って、あらゆる方向からバリ取りを行う事が 美しい仕上げを得る事に有効である事が、だんだんと解ってきました。 というのは、バリ取り機はバリの様子を感知してバリだけを取るわけではありません。 どうしても、バリ部以外も削ってしまう可能性があるわけです。

無駄な部分は絶対に削らないようにと言っても、そういった事は人間でしかできません。 大きなパワーでブラシを高速で回転させれば、バリは取れますが、不要な部分も削れてしまう。 優しく多くの部分に、あらゆる角度から多くのブラシを当てる機構を持つバリ取り機が望ましいわけです。

A社長のバリ取り機選び その4 【ほこりを撒き散らすバリ取り機】

A社長は仲間の会社のバリ取り機を見せてもらいに行きました。 そこで社長はバリ取り機の周囲が、随分と汚い事に気が付きました “しょうがないんだよねぇ”仲間の会社の社長はそう言いました。 確かに、ブラシ式のバリ取り機が作動すれば、粉塵が出る事は必然です。 でも、作業場のフロアを綺麗に保つ事は、 良い製品を生み出すコツだと考えていたA社長は納得できませんでした。 “バリ取り機ってそんなものかい?”

A社長のバリ取り機選び その5 【拡張性】

A社長は、自分の会社の社員にも、仲間の会社で見て来たバリ取り機の話をしてみました。“裏に回って製品を取り出していた”という話を聞いた社員から“それは結構大変ですね”と言われました。 社員はさらに続けました。

“もっと気のきいたバリ取り機ってないんですか?”

“コンピューター制御で、過去のブラシ位置や速度も記憶して、 できれば、バーコードなどを使って伝票をピッとやったら、 セッティングもワンタッチみたいなのはないんですかねぇ。。”

“んなの、あるわけねーじゃん。あのなぁ。。たかがバリ取り機なんだぞ、そこまで考えているバリ取り機なんか、あるわけねーよ。”

いいえ!社長!そこまで考えているバリ取り機があるのです。

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